コードレビューコメント

https://zenn.dev/anatoo/articles/14612f027194e5

なんか「詰められている」ように受け取られてしまう、というのはちょっと日本文化的な気もするが(というかコードレビューで詰めたりするなという気がするが)、質問だけだと意図が伝わらないということはまあよくあるという気がする。

でも自分はタグみたいなものは使わないかな。「これなんでですか?」みたいなコメントは、そのコメントで解決したいことが明らかではない気がするから。もうすこし言葉を増やして解決可能なコメントにするのが良いと思う。

たとえば「この行、必要なんでしょうか。上のほうでこういうことをしているから、これなくてもいいと思うんですが何か見落しているんでしょうか」とか。あるいは「この部分はデバッグ用のやつでは」とか。または「メインの変更と関係ないので別PRに分けてください」と言ってみたり。

「本当に意図がわからないので教えてください」ということはあるけど、「なぜこの変更が必要なのかコメントも書いてください」というお願いをしてみたり。

まあだんだん簡潔になりがちなんだけど、なぜ?というコメントはそもそもよくないものなので、自分がなにを解決したいのかに沿ってコメント内容を変えるべきなんじゃないか、ということを思った。

……と思ったけど、タグ、まあ使うこともあるな。主に nit: というやつ。これは nitpicking の略で、重箱の隅をつつくようなタイプのコメントを意味する。本質的ではないのでどうでもいいっちゃいいんだけどいちおう指摘します、みたいなときによく使う。たとえば変数名がミススペルしてるよとか。

定型的な書き出しでコメントの意図を制御することもある。just curious / out of curiosity というのは変更してほしいわけではなくて教えてほしいんですが……という意図だし、you don’t need to change this PR but … みたいに「いまやる必要はないと思うけどこういう問題が起こることもあると思います」みたいなことを言うことはある(後者はだいたいTODOコメントするかバグをファイルしてあとでやりましょう、みたいな方向にもっていく)。

でもまあ、タグみたいなものよりは全体的にコメントは長めにしておくことで意図を伝えるほうが一般的には良い方向性だと思う。