月: 2023年2月

コードレビューコメント

https://zenn.dev/anatoo/articles/14612f027194e5

なんか「詰められている」ように受け取られてしまう、というのはちょっと日本文化的な気もするが(というかコードレビューで詰めたりするなという気がするが)、質問だけだと意図が伝わらないということはまあよくあるという気がする。

でも自分はタグみたいなものは使わないかな。「これなんでですか?」みたいなコメントは、そのコメントで解決したいことが明らかではない気がするから。もうすこし言葉を増やして解決可能なコメントにするのが良いと思う。

たとえば「この行、必要なんでしょうか。上のほうでこういうことをしているから、これなくてもいいと思うんですが何か見落しているんでしょうか」とか。あるいは「この部分はデバッグ用のやつでは」とか。または「メインの変更と関係ないので別PRに分けてください」と言ってみたり。

「本当に意図がわからないので教えてください」ということはあるけど、「なぜこの変更が必要なのかコメントも書いてください」というお願いをしてみたり。

まあだんだん簡潔になりがちなんだけど、なぜ?というコメントはそもそもよくないものなので、自分がなにを解決したいのかに沿ってコメント内容を変えるべきなんじゃないか、ということを思った。

……と思ったけど、タグ、まあ使うこともあるな。主に nit: というやつ。これは nitpicking の略で、重箱の隅をつつくようなタイプのコメントを意味する。本質的ではないのでどうでもいいっちゃいいんだけどいちおう指摘します、みたいなときによく使う。たとえば変数名がミススペルしてるよとか。

定型的な書き出しでコメントの意図を制御することもある。just curious / out of curiosity というのは変更してほしいわけではなくて教えてほしいんですが……という意図だし、you don’t need to change this PR but … みたいに「いまやる必要はないと思うけどこういう問題が起こることもあると思います」みたいなことを言うことはある(後者はだいたいTODOコメントするかバグをファイルしてあとでやりましょう、みたいな方向にもっていく)。

でもまあ、タグみたいなものよりは全体的にコメントは長めにしておくことで意図を伝えるほうが一般的には良い方向性だと思う。

シーズン:未来への手紙

クリアした。

なかなかよかった。雰囲気ゲーム。寂寥感のある雰囲気がいい。盛り上がりもなにもない、ひたすらチルなゲームだ。

村の住人のひとりが不思議な悪夢をみた。長老によると「季節」の終わりが近づいているのだという。主人公はいまの世界のありさまと「季節」のおわりを記録するために村を出て旅に出ることにする……といった設定。プロモーションではあんまりはっきり書かれていなかった気がするが異世界が舞台で、この世界はどうも「季節」というものが移りかわることで世界がはっきり変化してしまうようだ。繁栄していた黄金の季節、戦争の季節、そしてまだ名前のついていない今の季節……。

ゲームプレイは、舞台となる世界のあちこちを行って、いろんなものを観察したり、写真に収めたり、レコーダーで録音したり。そういう素材を、もっているノートにまとめていく。それだけ。まとめるのもいろいろ凝ってデザインしてもいいし、雑にペタペタ貼るだけでもいいし、まあべつに何もしなくたっていい。基本的なことだけでストーリーは進んでいく。

ゲームとしては小規模のゲームで、数時間もやっていれば終わる。もうすぐ世界が終わる(変わる)というぼんやりとした寂寥感と終末感を味わうようなゲームだ。内省的なモノローグ、思わせぶりな台詞や世界観がなかなかいい。

クリアしたのでレビューを読んでいたらkotakuのレビューではコテンパンに批判していたが、あまり納得のいく批判には思えなかった。が、このレビュアーのような期待感をもってプレイする人というのはいるだろうし、そこには向いていないだろう。まぁ内容こんだけかとか、これで終わりなのか、ってなるもんな。

ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー

唐突に手元のゲーム機でプレイできることに気づいてやってた。2021年にいきなり発売されたロードス島戦記のゲーム新作。ディードリットが主人公のメトロイドヴァニア。

https://en.wikipedia.org/wiki/Record_of_Lodoss_War:_Deedlit_in_Wonder_Labyrinth

自分程度でもクリアできるぐらいの難易度で、かと言って簡単すぎるということもなくて割といい塩梅でよかった。ただ歯車に矢を当てて回すギミックが苦手で、かなりうんざりというところが途中に何度かあったけど。

ストーリーは、まあそういうんだろうなという展開でしかないが、良かったんじゃないでしょうか。知ってるキャラが出てくるだけでなんだか懐かしい、というのもあるがそれを通り越してもう何十年も触れていないコンテンツなので単語は知ってるけどどういうんだったっけみたいになってしまっていた。

非常におっさん向けなコンテンツという気がするけど、ターゲットな人たちはプレイすると楽しいんじゃないでしょうか。