酸っぱい喉

自分でもどういうわけだか知らないが “sore” という単語を認識できていなかったことがある。

soreというのは体の部位が痛いというか何というかというときに使う単語で、日常的によくあるのは喉が荒れ、いがらっぽくなっているようなときだと思う。風邪かなんかで休みます、というときの表現の一つがsore throatだ。

そういうわけで風邪の時期になるとそういう表現をする同僚を目にすることもあるわけだが、この字面を見ていたのにも、どういうわけかsoreという単語が目から滑り落ちて認識できていなかった。そして、代わりになぜかsourだと思っていた。「へえ、喉がいがらっぽいみたいな時はsour throatっていうんだな。不思議な感覚だなあ」などとすら思っていた。思い返すと不思議なのはどちらかというとこちらの認知能力の方である。

恥ずかしい間違いなので誰にも言ったことはなかったし、多分誤用したことはないと思うけど(恥ずかしいので検索はしないが)、それにしても不思議な勘違いであった。まあしかし、内容や期間はともあれそういう変な勘違いの一つや二つ誰しもあるものではあるだろう。変だけど。

風邪を引いたりして喉がちょっと荒れてくるたびに思い出す個人的なネタなのであった。