Batman v Superman。かっこいいんだけどねえ……

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世間の評判どおり、うーん、て感じでしたね。

ザック・スナイダー先生はたいていいつも、画面はむちゃくちゃかっこいいんですが、話のほうがどうにも、なんだかよくわからない感じになってしまっている。これもそんな感じ。

なんでこんな話なんだっけ? なんでこんな展開なんだっけ? という疑問が多すぎでは。長い話なのに、キャラの動機付けなどが今ひとつよくわからなくて、どうしてこういう展開になったのか、この時点でなんでこのキャラはこういう行動だったのか、などがもう一つよくわからない。

そもそも今回の悪役、レックス・ルーサーは何がしたかったのかよくわからないし、ブルース・ウェインのほうも、なぜレックス・ルーサーと協力しないのかとか、でないにしても両者の違いが明らかになるようなくだりはなかったような。ワンダーウーマンが参戦する流れも、なんでなんだかよくわからない。途中の白昼夢もさあ、ああいう絵面はみんな好きだと思うし俺も好きだけど、でもいらないよなあ。

でも映像はとにかくかっこいいんだよね。こういう映画においてかっこよさは正しさではある。とくにベン・アフレックのバットマンのかっこよさ(とフランク・ミラーの描くバットマンぽい感じ)はかなりよかった。アルフレッドとのコンビもいい感じ。

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“frank miller batman” の検索結果。顎の角ばった感じがよい

でもなあ、それだけじゃなあ、って思うんだよな。もうちょっとこう、あるだろう。なにか。